WRC2018/02/10

ラトバラ、熟成ヤリスとともに5度目の優勝に自信

(c)Toyota

 昨年のラリー・スウェーデンにおいて、WRCに復帰して2戦目のトヨタに劇的な勝利をもたらしたヤリ-マティ・ラトバラは、ヤリスWRCのさらなる進化を確信しており、2年連続の通算5度目となるスウェーデンの優勝を狙っている。

 ラトバラは、2008年のスウェーデンにおいて母国の英雄だったヘンリ・トイボネンが持つWRC最年少優勝記録を破り、22歳313日で初優勝を飾っている思い出のイベントだ。

 ラトバラは今年のスウェーデンではチームメイトのオット・タナクをはじめとした強力なライバルたちとの戦いがさらに厳しくなることを予想しているが、さらに熟成を重ねたヤリスとともに優勝争いができることへの確信に満ちている。

「スウェーデンは私のお気に入りのラリーのひとつであり、それほど昔のことには感じられないけれど、もう10年も前にWRC初優勝を果たした思い出のラリーだ」とラトバラは語った。

「クルマは、昨年よりも確実に進化していると思う。プレテストでは特に低速でテクニカルなセクションでの走りの改善に注力し、さらに前に進むことができた。とはいえ今年はきっと昨年よりも厳しい戦いになるだろうし、チームメイトも非常に強力になるはずだ。コースには雪が多くウインターラリーらしい路面コンディションのようだが、僕にとっては願ってもない状況だ。きっと素晴らしい挑戦になるだろうし、今年も優勝争いをする自信はある」

 ラトバラは昨年までチームメイトだったユホ・ハンニネンともにラトバラ・コレクションの一台であるトヨタ・セリカGT-FOUR ST165でフィンランドで開催されるアウトピルッティ・ラリーに出場し、スノーステージでの感触をたしかめて本番を迎える計画だ。

「今週末はユホ・ハンニネンと共に僕が持っているヒストリックマシンのトヨタ・セリカで地元のスノーラリーに出場する。きっと楽しいだろうし、スウェーデンに向けても完璧な準備になるはずだ」