ERC2017/02/07

19歳タマラ・モリナロ、オペル・ジュニアチームに

(c)RedBull

 2017年のADACオペル・ジュニア・ラリーチームのメンバーに、19歳のタマラ・モリナロが選ばれた。

 いまから5年近く前に天才ドリフト少女として動画サイトで話題となったイタリア出身のモリナロは、ジジ・ガリによってドライビングのコーチを受けたあと、レッドブルのサポートによってイルカ・ミノアにペースノートのトレーニングを受けてきた。

 二人は、タマラが昨年の10月に19歳になるのを待ってBRRチームのオペル・アダムR2で本格的に競技への参戦を開始、昨年ドイツで行われたADAC三都ラリーではクラス2位となったほか、オーストリアのラリー・リーツェンでもクラス3位となっている。

 2017年のオペル・ジュニアチームは、昨年、惜しくもERCジュニア王座を逃したクリス・イングラムが残留、2016年にドイツで行われたADACオペル・ラリーカップ7戦のうち6戦に優勝してシリーズ王者に輝いたフィンランドのヤリ・フットネン、モリナロの3台体制でERC 6戦への参戦プログラムを予定している。

 ADACオペル・ジュニア・ラリーチームは2015年にエミル・ベルクヴィスト、2016年にはマリヤン・グリーベルがそれぞれERCジュニア・チャンピオンを獲得しており、二人ともWRC2へのステップアップを果たしている。