APRC2017/12/08

2018年もAPRCオーストラリアはキャンベラ開催

(c)APRC.tv

 2018年のアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)カレンダーが、7日にパリで開催されたワールド・モータースポーツカウンシル(WMSC)で正式に承認された。10月に発表された暫定カレンダーでは、オーストラリアの開催地が未定になっており、今季からキャンベラにベースを移して開催されたナショナル・キャピタル・ラリーからコフス・ハーバーへ舞台を移すとの情報もあたったが、オーストラリアはふたたびキャンベラで継続されることになった。

 オーストラリア・モータースポーツ連盟(CAMS)は来季のAPRCラウンドについて、当初、コフス・ハーバーに移転されてラリー・オーストラリアの主催チームが運営する可能性があると発表、主催団体もそれにむけて作業を開始していることを認めていた。

 しかし、ナショナル・キャピタル・ラリーを主催するブリンダベラ・モータースポーツクラブ(BMSC)は、2018年6月にAPRCのオーストラリア・ラウンドを主催することを発表、WMSCもキャンベラで開催されるこのイベントを含めた来季カレンダーを正式に承認することになった。

 オーストラリアのIT企業であるNetierがナショナル・キャピタル・ラリーのスポンサーに就いたことでイベントがキャンベラに留まる要因の1つとなったと言われており、ふたたびAPRCラウンドを開催することになったキャンベラの主催者たちは一足早くクリスマスが来たようだと語っている。

「ブリンダベラ・モータースポーツクラブの皆にとっては、まるで一足早くクリスマスが来たようだ。地元コミュニティは素晴らしいサポートをしてくれた。私は2018年に再びAPRCを開催できることに興奮している」とクラーク・オブ・コースのエイドリアン・ドゥドクは語った。

「キャンベラは国内及び国際レベルでラリーの長い歴史を持ち、我々のクラブはどのレベルにおいても最良のイベントを提供するように努めている。我々は、関係者全員にとって最高のイベントを提供し続けていくつもりだ」

「CAMSはこれまで、我々がこの地で再びイベントを開催できるように協力してきてくれた。BMSCはこれまでの彼らの支援に感謝したい」と述べた。このイベントは、イベントの持続可能性を確保するため、ACT政府から引き続き緊密な財政支援を受ける。

■2018年APRCカレンダー
5/5-6 インターナショナル・ラリー・オブ・ワンガレイ(ニュージーランド)
6/2-3 ナショナル・キャピタル・ラリー(オーストラリア)
7/21-23 インターナショナル・ラリー・オブ・ジョホール(マレーシア)
9/15-16 ラリー北海道(日本)
10/20-21 チャイナ・ラリー・ロンユー(中国)
12/1-2 インディア・ラリー・オブ・チクマガルル(インド)