WRC2019/07/13

2020年WRCカレンダー決定がふたたび延期へ

(c)RALLY-X mobile

 ラリー・ジャパンのWRC復帰決定発表が待たれているが、FIAは2020年の世界ラリー選手権カレンダーの決定をふたたび延期した模様だ。

 2020年カレンダーは6月中旬のワールド・モータースポーツ・カウンシル(WMSC)での批准が叶わず、正式決定を6月末まで延期することになったと発表されていた。しかし、電子投票が予定された日から2週間が経過した今週金曜日になって、FIAはカレンダー決定を延期したことを発表したという。

 FIAはカレンダー発表を延期した理由について明らかにしていないものの、先週末にWRCキャンディデート・イベントとして行われたサファリ・ラリーに関して安全委員のミシェル・ムートンから提出されたFIAレポートが保留になっているとの情報があるほか、WRCプロモーターによるカレンダー案がヨーロッパの一部のイベントが未確定のままの空欄があるリストになっていることなどに関してFIAのトップであるジャン・トッド会長から決定に待ったがかかったとの情報もある。

 2020年カレンダーに関しては、8月のラリー・フィンランド後に発表にならなければさらに遅れる可能性があるなどいくつかの情報が錯綜しており、10月4日にドイツのケルンで予定されている次回のWMSCでの決定にもちこされる場合もありそうだ。