Raid2021/11/30

2022年世界ラリーレイド選手権のカレンダーが公開

(c)Toyota

 2022年から新たに7番目の世界選手権として誕生するFIA世界ラリーレイド選手権(WR-RC)。先週日曜日、ダカールのオーガナイザーであるASO(アモリー・スポール・オルガニザシオン)が2022年イベントのルートを発表するのにあわせて、FIAはWR-RC開催初年度のカレンダーを発表、WR-RCプロモーターとしてASOが正式に承認されたことを明らかにしている。

 2022年WR-RC は全5戦からなり、1月1〜14日に行われるダカール・ラリーで開幕、ふたたびサウジアラビアを舞台にエンプティクォーターの壮大な砂丘地帯で14日間の冒険を繰り広げる。

 その後、中東で行われる第2戦アブダビ・デザート・チャレンジ(3月5〜10日)を経て、シリーズは中央アジアへと向かい、第3戦カザフスタン・ラリー(4月24〜30日)が行われる。

 また、スペインで行われる第4戦ラリー・アンダルシア(6月6〜12日)のあと4カ月のインターバルをおいて、最終戦ラリー・デュ・モロッコ(10月6〜12日)がアフリカで開催される。

 ジャン・トッド(FIA会長)は次のように述べている。「新しいFIA世界ラリーレイド選手権のプロモーションにおけるASOとのパートナーシップの発表に続き、選手権初年度のカレンダーを発表できたことを嬉しく思う。新しいエネルギーが導入されるダカール・ラリーを開幕戦とすることは、正真正銘の転換であり、革命と言ってもいいものだ。モータースポーツの競技は実験室であり、常に "クリーンカー "の開発に取り組んでいる。スポーツの観点からは、創造性と想像力の余地がある」

 ASOのCEOであるヤン・ルモネーは、次のように述べている。「エネルギー転換についての規律が体系化されつつある中、これを推進し、2030年までにゼロ・エミッションを達成するための好循環の始まりです。T1アルティメット・クラスの創設は、その礎となるものだ。パイオニアカーが代替技術を駆使してサウジアラビアの砂漠を制覇し、プロジェクトを成熟させているすべてのメーカーのために道を切り開くことになる。現実的な期限を設定しながら、この中期的な戦略を持続的に進めていきたいと考えている」