WRC2018/05/11

3年連続のERC王者、WRC2への挑戦を発表

(c)LOTOS Rally Team

 史上初となる3年連続のヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)チャンピオンに輝いたカイエタン・カイエタノビッチは、木曜日にワルシャワで記者会見を行い、今季はWRC2選手権に挑戦することを明らかにした。

 カイエタノビッチはLOTOSラリーチームからの参戦となり、これまでと同様にMスポーツ・ポーランドのフォード・フィエスタR5を駆ることになる。

 初戦は6月のラリー・イタリア・サルディニアとなるが、そのあとの計画については調整中となり、少なくとも4戦への参戦が計画されるという。

「これまでのシーズンも大きな挑戦だったが、世界選手権を始めることは特別な感情だと言う言葉に尽きるよ」とカイエタノビッチは語った。

「僕は多くのファンが私のようにこの情報を待っていたことを知っている。僕らの前には未知の、そして新しいステージが待っており、これまでに経験したことがない驚異的なライバルたちとの競争に直面するが、いつものように僕らはこの困難に取り組む用意がある。僕らはMスポーツ・ポーランドとの協力を続けられることは心から満足している。僕らがこのスタートを切ることができるのは彼らのおかげだからね。LOTOSグループ、デルファイテクノロジーズに感謝している。待ち望んだWRCの世界に一歩を踏み出させたのは彼らの支援のおかげだよ」

 カイエタノビッチは今年の3月に、これまで9年間にわたってコドライバーを務めてきたヤロスラフ・バランとの栄光のコンビを解消することを発表しており、新しいパートナーについては近いうちに発表されるという。