WRC2016/11/24

レッドブル、ポロ 2017 に翼を授ける?

(c)VW

 レッドブル・レーシングがフォルクスワーゲン・ポロR WRC 2017で来季の世界ラリー選手権に参戦するとの噂はさらに高まっている。情報筋によれば、レッドブルはVWと最終調整に入っており、セバスチャン・オジエとアンドレアス・ミケルセンの2台体制を希望しているという。

 レッドブルが新チームを結成してポロWRC2017を走らせることを検討しているとの噂はこれまでもあったが、VWのWRC撤退発表の直後、レッドブル・インターナショナル・モータースポーツのトーマス・ユバアル代表は新チーム結成の可能性を否定していた。

 VW はポロWRC 2017のホモロゲーション・プロセスを完了させたいと宣言しており、再来週にはスウェーデンで最後のテストを行い、12月には FIA に対してホモロゲーションの申請だけを行う計画にある。

 ポロWRC 2017が最終的にホモロゲーションを認められるためには、来シーズン、少なくとも2台のマシンを毎戦走らせる必要があり、FIA にマニュファクチャラー・ノミネートをしなければならないが、製造業者であるVWが直接登録しなくてもレッドブル・レーシングでもマニュファクチャラーとして十分に認められる可能性があることは、ここ数年、Mスポーツ・ワールドラリーチームに与えられた特例がそれを証明している。