2020年世界ラリー選手権の最終戦としてACIラリー・モンツァ・イタリアが開催されることが決定した。
イタリア自動車クラブ(ACI)が主催する2戦目のWRCイタリア・ラウンドが12月4〜6日にイタリア北部のミラノ近郊にある有名なオートドロモ・ナツィオナーレ・デ・モンツァ・サーキットを舞台に開催されることが決定した。
ACIラリー・モンツァは、FIA が今季の特例として認めたWRCのショートフォーマットのスケジュールを採用し、約220kmのスペシャルステージで構成され、初日と最終日の大半はこのサーキットで行われるが、土曜日のミドルレグのステージは、モンツァに近いロンバルディア地方の閉鎖された公道で行われる。
WRCプロモーターのマネージングディレクターであるヨナ・シーベルは、このラリーは競技者にとってエキサイティングな挑戦になるだろうと語った。
「チャンピオンシップの最終戦として、ドライバーズとメーカーのWRCタイトルをめぐる戦いは、モンツァの道路を舞台に最後まで争われる可能性が高い」
「WRCは、様々な地形や変化に富んだコンディションの中で、ラリーで最も優れたオールラウンドなドライバーを表彰することを誇りとしている。このようなラリーは我々のチャンピオンシップでは珍しいが、予測不可能な1年のフィナーレをスリリングなものにしてくれるだろう」
FIAラリーディレクターのイヴ・マトンは、このような複雑な時代にシリーズ第8戦の開催を決定したことは、2020年のチャンピオンシップで貴重なタイトルを確保するための関係者の努力とハードワークへ報いるものだと語った。
「現在の状況では、我々は新しいアプローチを開発しており、ACIラリー・モンツァ・イタリアはそのことをよく表している。現在の状況では、新しいアプローチを開発していますが、ACIラリー・モンツァ・イタリアはその典型的な例となる」
「この新しいコンセプトは、新しいフォーマットが必要とされる国や地域でWRCを開催するのに役立つ可能性がある。ACIとその会長であるアンジェロ・スティッキ・ダミアーニは、この新しいイベントをこのようなタイミングでカレンダーに載せるために、多大な柔軟性を示してくれた」