APRC2018/08/02

APRCインドが2018年開催をキャンセルへ

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 2018年12月1〜2日に開催が予定されていたFIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)最終戦のコーヒーデー・インディア・ラリーは、エントリーが集まらなかったために、主催者はキャンセルを決定した。残されたAPRCラウンドは2戦となり、9月15〜16日に日本でラリー北海道が行われたあと、10月21〜22日に開催されるチャイナ・ラリーが今季の最終戦となる。

 APRCラウンドのエントラント減少に関しては、このシリーズを存続させるための大きな課題となっているが、7月23日月曜日、マレーシアのジョホール州で開催された年次総会で、APRCワーキンググループ議長に全会一致で再選されたインド出身のビッキー・チャンドックは、シリーズの発展のために努力を続けると表明している。

「私が次の任期も議長を続けることが全会一致で要望されたことに、少し驚いた。ラリーはこの地域で上昇傾向を続けており、我々が2年前に始めたことを続けられることを光栄に思う。我々の焦点は、新しい地域に拡大し、草の根レベルでスポーツを成長させることにある」とチャンドックは語った。

 総会と選挙には、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、日本、インドネシア等の代表が出席した。またFIAのラリー委員会会長であるウエイン・クリスティーも出席し、ラリーの将来についてのFIAの考えを共有し、APRCが直面している課題を理解し合い、将来の可能な解決策が検討された。

 FIAのクリスティーは、チャンドックに、8月21日にパリで開催されるFIA地域選手権の全般について話し合うFIA地域ラリーワーキンググループに参加するよう要請した。この会議では、レギュレーションの見直し、メディア計画、今年の9月に最終決定される2019年の6戦からなる暫定カレンダーの案も提出されることになっており、インドは2019年のイベントリストに入る可能性もあるという。