APRC2019/06/10

APRC初開催のモントレー、川名がアジアカップ優勝

(c)Takeshi Sakuma

 6月8〜9日に行われたモントレー2019では、今季のアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)のファイナルラウンドへの出場権を賭けたAPRCアジア・ラリーカップの第一戦が行われ、川名 賢(シトロエンDS3 R3 MAX)が優勝を飾っている。

 初日のSS3でリードを奪ったマイケル・ヤング(トヨタ・ヤリス4WD AP4)はSS6までに32秒をリードしたものの、SS9でリヤサスペンションを破損して4分遅れの6位へと後退することになった。

 これで増村 淳(三菱ランサーエボリューション)が首位に浮上したが、彼もまたターボブーストが上がらない問題を抱えて川名に首位を譲ることになる。

 川名は2輪駆動マシンながら5.7秒差をリードして迎えた最終日、昼過ぎからの大雨のなかでもリードを守りきり、増村に22.0秒差をつけてAPRCアジア・ラリーカップ初戦を制することになった。

 初日のトラブルで遅れたヤングは最終日に6つのベストタイムを奪って猛追、1分18秒あまりを縮め、増村まで14.5秒差まで迫ったが、最終ステージのキャンセルで3位となっている。

 また、日本スーパーラリーシリーズ(JSR)第2戦は、小西重幸(スバル・インプレッサWRX STI)が優勝を飾っている。