JAPAN2016/03/20

AQTECが全日本デビューのDS3 R3Tを初テスト

(c)AQTEC INTERNATIONAL

 2016年の全日本ラリー選手権(JRC)にシトロエンDS3 R3T Maxで参戦するAQTEC INTERNATIONALが、3月16日から二日間にわたって山梨県韮崎市のスポーツランド山梨でシェイクダウンを行った。

 今回行われたテストには、ドライバーの関根正人とともにコドライバーの小坂典崇も参加してターマックのセッティングが行われている。

 昨年のJN5クラスで3勝を挙げてシーズン2位となった関根は、全日本デビューながら新しいDS3 R3T Maxへの手応えを感じているようだ。

「DS3はフランスから届いた時点ですでに標準的なセッティングはしてあるので、あとは細かい調整ですむようだ。1速のギヤ比が、けっこう高いので、スタートはけっこう気をつかう。発進してしまえばアクセルは、踏みっぱなしで、シフトアップができるので、絶対的に速いだろう。エンジンパワーは234馬力だが、トルクが430Nmもあるので、低いギヤのときはアクセルコントロールには慎重にしなければならない。いずれにしろ、完成度が高いので、今シーズンが楽しみだよ」

 シトロエンの標準スペックのDS3 R3Tと異なり、このマシンのブレーキシステムはエンドレスに変更されたほか、ショックアブソーバーはKYB製、ホイールはワーク製に変更されている。チームによれば、グラベルのテストについてはターマックラウンドで行われる開幕からの2戦が終わったあとに予定されているという。