RallyCross2018/02/02

EKSアウディスポーツ、2台体制で全12戦へ

(c)FIAWorldRallycross.com

 マティアス・エクストロームは、アウディからの支援によって新しいEKSアウディスポーツチームを結成、2018年の世界ラリークロス選手権に2台体制で参戦することを発表した。

 エクストロームがDTMのキャリアにピリオドを打ち、今後は世界ラリークロス選手権に専念するという今週前半に発表されたニュースに続いて、彼のチームの2018年に関する新しい発表があった。

 エクストロームによれば、今季の参戦チームはEKSアウディスポーツチームとなり、彼はチームメイトのアンドレアス・バックルドとともに、新しいアウディS1 EKS RXクワトロの2台体制で世界選手権の全12ラウンドに出場するという。

「アウディがサポートを決めてくれたことにより、すべての攻撃を行うことが可能となった。2018年の我々の目標は明らかだ。我々はドライバーとチームの世界選手権タイトルのために戦うつもりだ。我々にはいくつかの変更を加える必要があった。我々は2台の新しい車を準備しなければならなかった、フォルクスワーゲンとプジョーを引きずり落として我々がトップに立つためにね!」

 バックルドは、フーニガンレーシングにおいてケン・ブロックのチームメイトとして2シーズンを戦ったあとチーム撤退によりシート喪失の危機に見舞われたが、EKSアウディスポーツへの移籍という素晴らしいチャンスを得たことを喜んでいる。

「マティアスのチームでドライビングできることは大変名誉なことだ」とバックルドは語った。「僕らは何年にもわたっていいライバル関係にあり、EKSチームの発展を激しく追い上げてきた。チームと一緒にキャリアの一歩を踏み出することになったが、タイトルのために戦えることを望んでいる」

 アウディモータースポーツ・ディレクターのディエーター・ガスは次のように語った。

「昨年の世界ラリークロス選手権で非常にポジティブな経験を積み、そしてまた我々はシリーズの成長を確信している。やや長い目で見ると、モータースポーツのEVはアウディでも注目しているトピックなので、このレースシリーズにEVが導入されることを期待している」

 2018年の世界ラリークロス選手権開幕戦は、4月14〜15日にバルセロナで開催される。