ERC2020/11/24

ERC最終戦カナリアスは無観客での開催へ

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 11月26〜28日に開催されるFIAヨーロッパ・ラリー選手権最終戦のラリー・イスラス・カナリアスは、カナリア諸島政府の保健省のガイドラインに従って、スペシャルステージにギャラリーを入れることが認められず、無観客での開催を余儀なくされることになった。

 カナリア諸島政府の保健省は、すでに先週末、グランカナリア島で開催されるラリー・イスラス・カナリアスの組織委員会に対して今週の月曜日と火曜日に予定されているプレイベントテストへの観客の立ち入りを禁止することを通達していたが、26日木曜日から28日土曜日までのイベントの残り期間についてもこの措置を適用することを決定、ERC最終戦はファンなしで新しいチャンピオンの誕生を祝うことになる。

「当団体は、ファンの皆様のご理解と、何よりもご協力を強くお願いしたい。当局から課せられた安全と健康のガイドラインを満たさない場合、所管官庁の要請により、レースディレクターは予定されているラリーのプログラムを中止することもありうる。適切な実施を確実にするために、国および地方の警察と同様にガーディア・シビルの支援を受けることになり、各自治体の市民保護のメンバーも、組織の独自のマーシャルとして参加する」

 ERCのオーガナーザーを務めるユーロスポーツイベンツは、ラリー・イスラス・カナリアスを楽しみにしていたファンのためにインターネットのライブストリーミングを行うことを発表、初日のSS1とSS8、最終日のSS11とSS17が放送されるという。

 日曜日の朝、ラリー・イスラス・カナリアスに参戦するチームのほとんどのマシンと機材を輸送するフレッドオルセンの貨物船「ヒュパティア・アレクサンドリア号」はグランカナリア島のラス・パルマス港に無事に着岸したことが報告されている。