ERC2022/09/07

ERC王者ヤレーナ、クラッシュから10日で復帰へ

(c)Efren Llarena

 ERC新チャンピオンのエフレン・ヤレーナとサラ・フェルナンデスは、バルム・チェコ・ラリー・ズリーンのクラッシュから10日あまりで今週末のラリーに復帰する。

 チームMRFタイヤから今季のERCに参戦してきたヤレーナとフェルナンデスは、先月のバルム・チェコ・ラリーのスタートを前にタイトルを争ってきたライバルの欠場によって2022年チャンピオンに輝いた。しかし、雨となったバルム・チェコの初日、二人はコースオフして立ち木にクラッシュ、フェルナンデスはむち打ちと打撲だけで済んだものの、検査の結果、ヤレーナは脊椎骨を骨折していることが判明した。

 アクシデントから2週間も経ってないが、2人は今週のラリー・プリンセサ・デ・アストゥリアスでラリーに復帰する。スペイン・スーパーラリー選手権の第5戦にあたるこのイベントは、金曜日から土曜日にかけてスペイン北部で12SS/152kmで争われる。

「僕らはマシンに戻ってきた!」と、ヤレーナはSNSで発表した。「バルムでの事故からわずか10日、椎骨の手術から5日で、ラリー・プリンセサ・デ・アストゥリアスに参戦することになった」

「(スペイン王立モータースポーツ連盟の)マヌエル・アヴィーニョ(副代表)とホセ・ヴィンセント・メディーナ、(マネージメントを担当する)ホセ・マリア・フォートゥニョには、アクシデントの直後からお世話になり、最短距離で我々を助けてくれたことに感謝している。こういう時、どんな状況でも常に自分の背中を押してくれる人たちの存在を実感する」

 ヤレーナとフェルナンデスは、ラリー・プリンセサ・デ・アストゥリアスを走ったあと、10月20〜22日に開催されるRallyRACCカタルニア- コスタドゥラーダでERCに復帰する予定だ。