WRC2018/09/27

ERC王者ルクヤヌク、来季はWRC2への挑戦を希望

(c)ERC

 ヨーロッパ・チャンピオンのアレクセイ・ルクヤヌクは、予算の問題がクリアになれば来季はWRC2選手権にチャレンジしたいと意欲をみせた。

 ルクヤヌクは先週末のラリー・ポーランドはリタイアとなったが、今季の7戦のうち3戦で優勝を飾って悲願のヨーロッパ・チャンピオンを獲得することになった。

 ルクヤヌクはポーランドのクラッシュによってマシンの修理代がおよそ3万ユーロに上り、その半額が保険でカバーされるという。

 彼は今季最終戦のラリー・リエパーヤを欠場することを認めたが、さらなる将来に目を向けており、より困難な挑戦になると知っているが、WRC2に挑みたいと考えている。

「来季に関する計画はまだないんだ。スポンサーやチームと様々な可能性や目標、野心について話をしなければならない」とルクヤヌクは語った。

「僕はヨーロッパ選手権の雰囲気が好きだ。世界選手権とは違って、そこはフレンドリーで騒がしくないからね。でも、僕らは前に進まなければならない」

「僕らのスポンサーが予算を2倍にしてくれたら、僕らは完全な準備をして路面にあわせたドライビングを準備できるし、うれしいね。いつもはテストをしないで本番に臨んできたが、WRC2ではそうした準備のドライブも大事になる。すべてが可能になればとてもうれしいよ」

 3年連続でヨーロッパ選手権でチャンピオンに輝いたカイエタン・カイエタノビッチがWRC2に苦しんでいることについて、ルクヤヌクはWRC2のレベルが高いことを認めた。

「僕らがWRC2で競争力を発揮できるかどうかは言い難い。カイト(=カイエタノビッチ)も今年から始めたばかりだからね。彼は時にはゆっくりと行くこともあったが、ときには本当に速くて、非常に経験豊富なドライバーだ。もちろんWRC2のレベルが高いことを認識しているが、少なくとも彼と同じくらいの走りはできるはずだよ」