ERC2021/07/04

ERC3ジュニア優勝のセスクスが車両規定違反で失格

(c)ERC

 ラリー・リエパーヤのERC3ジュニア・カテゴリーで優勝を飾った地元のマルティンシュ・セスクスは、ラリー後の車検において彼のフォード・フィエスタRally4にホモロゲーション違反の部品が使用されていたことが発覚、失格処分となった。これでルノー・クリオRally4を駆ったジャン-バティスト・フランセスキが繰り上がって優勝することが決定した。

 ERC第2戦のラリー・リエパーヤのERC3ジュニアおよびERC3は初日からラリーをリードしていたサミ・パヤリが最終日に横転したため、セスクスが逆転勝利を化っていた。しかし、ラリー後の車検において、彼のフィエスタRally4に装着されているインタークーラーがHella BehrではなくNissensのブランドのものへ変更されており、厚さも79mmから81mmへと拡大されていた。

 スチュワードミーティングに招かれたセスクスは、このインタークーラーは2019年にこのマシンを購入した時点から装着されていたものであり、すべてが技術的要件とホモロゲーションに従っていると信じていたと説明したが、スチュワードは国際スポーティングコードの第12.1.2 条に従い、「それが故意に行われたものであれ、過失であれ、遵守義務に違反した場合、競技者の責任として処罰の対象となる」として、過去の事例に従って失格を言いわたしている。