WRC2018/11/04

FIAとWRCプロモーターが新城を視察

(c)Takeshi Sakuma

 WRCキャンディデートイベントとして開催される全日本ラリー選手権最終ラウンドの新城ラリーは、世界ラリー選手権の代表団を招いて2日から始まっている。

 ラリー・ジャパンは2019年のWRCカレンダーから惜しくも外れたものの、世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会はWRCジャパン・ラウンドの2020年の実現を目指しており、開催地やコースなどが類似している新城ラリーをWRCキャンディデート開催として申請、WRCとして開催がふさわしいかどうかを判断するためにWRC代表団によってセーフティやコースなどさまざま用件の確認作業が行われている。

 WRC代表団には、FIAからはイベントのスチュワードチェアマンを務めるティモ・ラウティアイネン、セーフティデレゲートのミシェル・ムートン、WRCプロモーターのマネージング・ディレクターを務めるオリヴァー・シースラ、マーク・デ・ヨンらが含まれている。

 2日夕方に新城文化会館で行われた新城ラリーのスタートセレモニーでは、WRCプロモーターのオリヴァー・シースラ、FIAセーフティデレゲートのミシェル・ムートンらもスタートフラッグを担当、3日には、WRC代表団はラリー・ジャパンのサービスパークとして有力視されるモリコロパークの視察を行ったほか、モリコロパークのサイクリングコースを使用して行われたTOYOTA GAZOO RACINGラリーチャレンジ第10戦豊田モリコロのモリコロパーク・ステージ、さらに新城ラリーの鬼久保ステージではFIAデレゲートカーに同乗してコースのチェックを行っている。

 また、2日には、新城総合公園では新城ラリー・オフィシャルによるワイヤーカッターを使用したレスキュー訓練のチェックが行われた。