WRC2014/09/30

FIA R-GTカップが誕生へ、開幕戦はモンテカルロ

(c)Tuthill

 FIAは来シーズンから、ポルシェ911 R-GTなどのグループR-GT規定を満たしたマシンを対象としたFIA R-GTカップをWRCとERCイベントのミックスシリーズとして誕生させることを正式に発表した。

 2015年のFIA R-GTカップは全5戦となり、ラリー・モンテカルロ、イープル・ラリー(ベルギー)、ラリー・ドイッチュランド、ラリー・デュ・ヴァレ(スイス)、ツール・ド・コルス(フランス)で併催される。

「我々はFIAの技術部門と密接に協力し、我々の既存のラリーピラミッドのなかにこのR-GTのクラスをうまく組み込めるかどうかについて検討を行ってきた」とFIAラリーディレクターのヤルモ・マホネンはコメントした。

「これらのマシンを世界ラリー選手権で見ることを多くのファンが待ち望んだはずだし、素晴らしい報せとなったと思う。R-GTマシンはそれぞれが独自のものであり、それぞれに扱わなければならない。作業は継続してゆくつもりだが、いくつかのチューナーとは良好なコラボレーションを行ってきたし、彼らはR-GTを走らせる手続きについても最良の方法を確立することについても協力してくれている。R-GTカップの設立は、自然な流れだったし、将来的にはより多くのクルマが参戦してくれるようになることを期待している」