WORLDWIDE2018/11/03

FIA R4キット、今週末のスペインで公式デビューへ

(c)ASM Motorsport

 オシアン・プライスは、今週末のスペイン・グラベル選手権でFIA R4キットを装着したトヨタ・エティオスR4を初めて公式戦にデビューさせる。

 FIAの新しい技術規定に基づいてオレカ・グループによって開発・製作されたFIA R4キットは、昨年11月に開催されたフランス選手権最終戦のラリー・デュ・ヴァールにおいてステファン・サラザンがエティオスR4を0カーとして初めてラリーで走らせているが、今回はホモロゲーション取得後、初めての公式戦でのデビューとなる。

 スペインのASMモータースポーツは、11月3日に開催されるラリー・シウダッド・デ・グラナダにおいてオレカが製作したエティオスR4をデビューさせることになっている。2016年にフィエスタ・トロフィーでシリーズ王者に輝いたプライスがドライバーを務めることになっており、R4マシンの真のパフォーマンスが初めて明らかになされることになる。

 ラリー・シウダッド・デ・グラナダには55台がエントリー、エティオスR4は、1台のWRカー、6台のR5マシン、スペイン国内規定のN5マシンと同様にカテゴリー1にクラス分けされ、カーナンバー9が与えられている。マシンのパフォーマンスが初めて明らかになされることになる。

「これがR4マシンの国際的な競技デビューになるので期待が高まるよ。R4マシンが、より高価でパフォーマンスが上のクラスのマシンとの比較できるという点でも興味深いものになるだろう」とプライスは語っている。

 ラリー・シウダッド・デ・グラナダは9SS/92.88 kmで争われる。