WRC2022/11/01

GRヤリスRally2がラリー・ジャパンで初公開へ

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングは、来週のラリー・ジャパンでGR ヤリスRally2 のプロトタイプを発表する模様だ。

 トヨタは2017年からWRCのトップカテゴリーに挑戦を開始してきたが、それ以来、これまで下位カテゴリーのカスタマーのためのラリーカー開発が待ち望まれてきた。GRヤリスのRally2は先月、中央フィンランドにおいてユホ・ハンニネンによって走行テストが行われたとの情報もあったが、ついにトヨタのホームイベントのラリー・ジャパンでGRヤリスをベースとしたRally2カーを初公開する模様だ。

 この情報は、日本の自動車メディアである「カーウォッチ」がトヨタ自動車の豊田章男社長の談話として報じたもので、ラリー・ジャパンの土曜日にSS13/14として行われる1.49kmのスーパーSSオカザキ・シティにおいて、WRCの伝説的なドライバーであるユハ・カンクネンのドライブによってGRヤリスのRally2カーを披露し、今年のイープル・ラリーでも公開した水素エンジンコンセプトカーのGRヤリスH2をトミ・マキネンが駆ってデモランを行うという。

 豊田社長は、カーウォッチのインタビューにおいて、オカザキ・シティ・ステージについて「グラベルとターマックが交互にある、なかなか難しいステージ。レジェンドドライバーの実際の走りを見てもらえるよいチャンス」とコメントした模様だ。

 写真は7月にイープル・ラリー・ベルギーにおいて、豊田社長とカンクネンによってお披露目された水素エンジンのGRヤリスH2。