インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(IRC)は2012年におけるポイントシステムを変更した。
これまでは獲得したポイントのうちベスト7戦のポイントが有効とされていたが、昨年に比べてラウンド数が2戦増える2012年からは13戦中8戦のベストリザルトが有効ポイントとして計上される。
シーズン終盤のボーナスポイント制も調整された。最終戦のキプロスは2011年同様ダブルポイントとなるが、昨年、最終戦の一つ前のスコットランドでは1.5倍のポイントを与えていたが、今年からは廃止された。
このボーナスポイントはIRCの常連ドライバーたちがシーズン終盤のイベントにも出場するために追加されたものだが、スコットランドがなくなった時点でサンレモ・ラリーが最終戦より一つ前のイベントになり、サンレモでは地元のドライバーが多く出場するためエントリーの問題は発生していない。
2011年にスコットランドとキプロスで優勝し、ボーナスポイント獲得したおかげでアンドレアス・ミケルセンはシュコダのヤン・コペツキを抜いてIRCチャンピオンになることができた。
IRCは2012年にモンテカルロとスコットランドを失ったが、新たにブルガリア、ルーマニア、サンマリノが加わり、これまでより2戦多い全13戦での開催となっている。