ERC2020/07/08

Mスポーツ、フォーモウのローマ参戦マシンを公開

(c)M-Sport

 Mスポーツは、ヨーロッパ・ラリー選手権開幕戦のラリー・ディ・ローマ・カピターレに参戦するアドリアン・フォーモウのフォード・フィエスタR5 Mk2のカラーリングを公開した。

 チームFFSAのサポートを受けるフォーモウは、Mスポーツが昨年に引き続いてイタリアのオレンジ1レーシングとパートナーシップ契約を結んだことでオレンジ色のカラーリングのマシンでラリー・ディ・ローマ・カピターレに挑むことになる。

 昨年のラリー・ディ・ローマ・カピターレで、オレンジ1/Mスポーツ・ラリーチームのシモーネ・カンペデッリは、新しいフィエスタR5 Mk2のERCデビュー戦に臨み、初日のパンクで大きく遅れたあと2位のポディウムでフィニッシュしている。カンペデッリはその後もこのマシンを駆って、イタリア選手権で優勝1回、表彰台5回を獲得して、このパートナーシップに成功をもたらしており、チームはフォーモウとともに今年ふたたびイタリアのターマック・ラウンドでの好結果を目指す。

 フォーモウはラリー・ディ・ローマに初挑戦となるが、フィエスタR5 Mk2でのデビュー戦となった今年のラリー・モンテカルロではWRC2カテゴリーで7回のベストタイムを叩き出し、ターマックステージでの速さを見せている。

「これは僕たちのペースを証明する絶好の機会なんだ」とフォーモウは語った。

「このローマのステージを僕は知らないけど、初めてのラリーに挑戦するのが好きなんだ。年明けには(モンテカルロで)ターマックでいいスピードを見せることができたし、この道にはかなり自信があると思う。表彰台が目標なので、優勝を目指して戦えたら嬉しいね」

 Mスポーツのマネージングディレクター、マルコム・ウィルソンが付け加えた。「ここ数ヶ月は会社が苦しい時期だったので、ラリーがヨーロッパに戻ってくるのは嬉しいことだ。ラリー・ディ・ローマでは、国際ラリーが再開され、競争力のあるマシンをアピールする絶好の機会となるだろう。ラリーファンなら誰もがそう言うと思うが、トップドライバーたちがスペシャルステージに戻ってくるのが待ち遠しいよ」