WRC2013/01/14

Mスポーツのマニュファクチャラー登録が正式発表

(c)FIA

 FIAは、カタールMスポーツ・ワールドラリーチームを特例としてマニュファクチャラーチームとして認めたことを明らかにした。

 これまでのFIA規定では、マニュファクチャラー選手権に登録されるチームにはマニュファクチャラー名が含まれていることが必須だった(WRC第7.2.5条)が、FIAは特例として、チームの名称にフォードの名称を使用せずにカタールMスポーツWRTがマニュファクチャラーチームとして選手権にエントリーすることを認めている。

 これにより2013年の世界ラリー選手権におけるマニュファクチャラーチームは、カタールMスポーツWRT、シトロエン・トタル・アブダビWRT、VWモータースポーツの3チームとなる。

 また、FIAは2013年のWRCチームを発表しており、カタール・ワールドラリーチームが2台のマシンでエントリーしているが、2台のラリーカーのノミネートイベントはそれぞれが異なるものとなることを特例で認めている(WRC第7.3.8条特例)。

 さらに、MINI については今季、マニュファクチャラーとして登録が行われなかったにもかかわらず、FIAは特例として、モータースポーツ・イタリアが運営するロトスWRCチームがMINIジョンクーパーワークスWRCを使ってWRCチームとして選手権にエントリーすることを認めている。

 FIAの競技規定では、WRCチームがマニュファクチャラーポイントを獲得するためには、マニュファクチャラー選手権にノミネートするマニュファクチャラーチームと同一のマシンを使用することを義務付けている(WRC第7.3.2条)。

 ロトスWRCチームは全戦に出場するが、マニュファクチャラー選手権においては8戦分のベストリザルトのみがカウントされるということで合意されている。

 WRCチームについては、いまのところ、アブダビ・シトロエン・トタルWRT、ロトスWRCチーム、カタールWRTの3チームが登録しているが、ノミネートの最終登録は5月21日まで認められている。