マルティンシュ・セスクスが来週の世界ラリー選手権でトップカテゴリーデビューを飾るフォード・プーマRally1とカラーリングが公開された。
WRCプロモーターとMスポーツのサポートを受けるセスクスは、来週のラリー・ポーランドでノンハイブリッドのプーマRally1をデビューさせた後、7月に母国で行われるラリー・ラトビアではフルスペックのハイブリッドRally1カーにアップグレードする予定だ。
セスクスがポーランドで走らせるプーマRally1は、ハイブリッドシステムを冷却するための左右のエアダクトをボディワークから取り外してパネルで埋められており、ハイブリッドユニットの重量に相当する90kgのダミー・ユニットとバラスト重量10kgを搭載している。 また、ルールによってハイブリッドユニットを搭載しないRally1カーは、マニュファクチャラーズ選手権ポイントを獲得するために選手権にノミネートすることはできないと定められている。
セスクスのマシンカラーリングは、白をベースに鮮やかな赤のグラフィックをあしらったもので、初期のキャリアと母国へのオマージュが込められている。
「ゴーカートから始まった僕のキャリアは、いつも赤いマシンだった。そしてもうひとつは、このラトビア・カラーを世界選手権に持ち込むことで、ラトビアと、それをサポートしてくれる素晴らしい人々やファンへの感謝の気持ちを表したかったということだ」とセスクスは語っている。
「このデザインは素晴らしいと思うし、選手権にもう少し彩りを与えてくれると思う。この2つが大きなポイントだと思う」
セスクスとコドライバーのレナース・フランシスは、月曜日にエストニアで行われたテストで、プーマRally1での初走行を体験した。この経験について、セスクスは次のように語っている。「テストは月曜日で、今までで一番速い月曜日だったと思う。信じられないような体験だった」