WRC2018/07/22

Mスポーツ、フィンランドで新しいエアロを投入

(c)M-Sport

(c)M-Sport

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは、7月26日から29日まで行われるラリー・フィンランドでフォード・フィエスタWRCに新しいエアロダイナミクスを投入、終盤戦にむけてパフォーマンスを強化する。

 昨年、ダブルタイトルを獲得したチームは今季の前半戦を終えてマニュファクチャラー選手権でヒュンダイに28ポイントの後れをとっており、ドライバーズ選手権でもセバスチャン・オジエがティエリー・ヌーヴィルから27ポイント差をつけられている。

 Mスポーツ・フォードは、選手権における挽回を狙ってフィエスタWRCを新しいエアロパッケージによってアップデートす、効率的なダウンフォースのために投入された新しいリヤバンパーと大きなディフューザーによる最新の進化は、Mスポーツとフォード・パフォーマンスの間で進行中の最初の目に見える進化となる。

 フィエスタWRCの最新のエボリューションバージョンは、フィンランドの直前になって最終スペックが決まったため今週末はオジエだけが使用し、エルフィン・エヴァンスとテーム・スニネンはこれまでのスペックのマシンを駆ることになる。

 チーム代表のマルコム・ウィルソンは、新しいエアロが選手権におけるオジエの助けになると確信している。

「シーズンにとっては長い休暇だったが、チームの必死の作業は止まることなく続けられ、チームはフィンランドにむけて新しいエアロを準備するために、昼夜を分かたず働き続けた。フィンランドは1台だけとなるが、セバスチャンとジュリアン(・イングラシア)には少しだけ余分な力を与えることができると確信しているよ」とウィルソンは語った。

「シーズン後半戦における我々の目標は、3つの選手権すべてにおいてライバルとの差を詰めることだ。もちろんベストを尽くすつもりだし、フィンランドからの残りのラリーでも強力な結果をもたらすことができると信じているよ」

「我々はすべての選手権のイベントがどれほど強力か知っているが、昨年ここでフィエスタは非常にうまくいっていたし、3人のドライバーがトップの結果に挑むことができた。セバスチャンは以前にフィンランドで優勝しており、昨年はエルフィンはここで2位となっており、テームはWRカーでの2戦目で表彰台を獲得している」

「ラリー・フィンランドではふたたびスリリングな戦いが待っていることは間違いない。私は今度こそいい結果をもたらすことができるのを楽しみにしている」