Raid2018/10/03

MINI、元プジョー軍団の3人で新チーム結成

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 XレイドMINI JCWチームは、2019年のダカール・ラリーにステファン・ペテランセル、カルロス・サインツ、シリル・デプレのドライバー体制で参戦することを発表した。これまでプジョーのダカール・プログラムのドライバー全員が新たにMINIジョンクーパーワークス・バギーで南アメリカのペルーで行われるイベントに挑むことになる。

 Xレイドは2016年以降、3年連続でプジョーにダカールでの勝利を奪われてきたが、来季はドライバー布陣とマシンの強化を図って4年ぶりの総合優勝を目指す。

 ダカール・ラリーでは、2輪部門で6回、4輪部門で7回、通算13回の勝利を飾ってきたミスター・ダカールことペテランセルは、久々にMINIのコクピットに帰ってきたことを喜んでいる。

「私にとって次のダカールは特別なものになるだろう。2012年と2013年にMINIで勝利して以来、Xレイドへ復帰するイベントになるからね」とペテランセル。

「多くの素晴らしい思い出のあるチームに戻ることができてうれしいよ。あのときからさらに大きく改良されたMINIの第二世代にあたるJCWバギーが私の新しいマシンになる。すでにテスト走行をしているけれど、エンジンはよりパワフルになり、サスペンションもアップデートされて、さらに速くなっている」
 
 サインツとデプレは、10月4日に開幕するラリー・デュ・マロクにMINI JCWバギーで参戦、来年のはじめに挑むことになるペルーの砂漠のまえにモロッコの砂丘で準備を行う。

 2度のダカール勝者であるサインツは、新しいチャレンジを待ち遠しいと語った。

「新しいマシンに乗り込むときは、いつも新たな挑戦が待っている。Xレイドと行ってきた作業には満足しているし、素晴らしいリザルトを目指して戦う準備はできている」とサインツは語っている。

 また、2輪部門で5度にわたってダカール勝利を経験しているデプレは、2017年ダカールでの4輪部門3位というリザルトを上回ることを目指す。

「ステファンとカルロスとともに新しいMINIチームに加わることは大きなメリットがある。毎日、ダカールに勝つためのレッスンを学ぶことができるからね」とデプレは語っている。

 2019年ダカール・ラリーは1月6〜17日に開催される。