WRC2020/01/10

MMモータースポーツ、新名称レッドグレイチームに

(c)RedGrey Team

 エストニアのMMモータースポーツは、今季からレッド・グレイ・チームと名称を変えることを明らかにした。レッド・グレイ・チームは、ヒュンダイ・モータースポーツのWRC2にむけたオフィシャルチームのマネージメントを行うことになると見られている。

 MMモータースポーツは2005年末にマルコ・マルティンが設立、エストニア選手権でいくつかのタイトルを獲得したあと、オイット・タナクとともにSWRC にステップアップして選手権で2位を達成、国際競技における有力チームの仲間入りを果たすことになった。

 MMモータースポーツは昨年まではトミ・マキネン・レーシングの協力チームとして勝田貴元のWRC2参戦プログラムの運営を行ってきたが、2020年からはタナクのヒュンダイ移籍に伴い、新たにレッド・グレイ・チームとしてヒュンダイのためのWRC2オフィシャルチームの運営を担うことになると噂されている。

 ヒュンダイは昨年末、i20 R5の全面的な強化を行うことを発表、今春に現行マシンのアップデートを行い、2021年のシーズン中盤には完全なニューマシンをデビューさせるなど、カスタマーレーシング部門の強化のために動き出すことを明らかにしている。

 ヒュンダイ・モータースポーツのWRC2オフィシャルチームには、ロシアのニコライ・グリアジンとノルウェーのオーレ・クリスチャン・ヴェイビーが起用されることになりそうだ。