RallyCross2018/03/21

PSRXフォルクスワーゲン、新しいポロRを発表

(c)FIAWorldRallycross.com

 PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンは、FIA世界ラリークロス選手権の王座防衛を狙うべく、新しいポロRスーパーカーを公開した。

 ペター・ソルベルグが運営するPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンは、昨年は12戦のうち8勝を獲得してチーム選手権タイトルを獲得、チームメイトのヨハン・クリストファーソンが7勝を飾って初のドライバーズチャンピオンに輝いている。

 すでにFIA世界ラリークロス選手権は2018年のエントリーを発表しており、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンは今季も引き続きソルベルグとクリストファーソンという体制となり、ハノーヴァーのフォルクスワーゲン・モータースポーツで製作され、これまでポロGTIと呼ばれていたチームのマシンはポロRと呼ばれることになる。

 クリストファーズソンは、4月14〜15日にバルセロナで行われる今季の世界ラリークロス選手権の開幕ラウンドを待ちきれないと語った。

「昨年の11月の最終戦でドライブしてからずいぶん時間が経った。ラリー・スウェーデンでシュコダ・ファビアR5をドライブしたり、多くのトレーニングを行ってきたが、フォルクスワーゲン・ポロRスーパーカーのコクピットに戻ることは何にも比較できない気分だ」とクリストファーソンは語った。

「今年、テストを開始したとき、僕はドライブしながらにんまり笑っていたよ。僕はここに戻ってタイトルの防衛のための戦いを開始することにとても興奮しているよ」

 ソルベルグは、フォルクスワーゲンとの提携によって一年前に誕生したチームが今年もふたたびその勢いを維持することが課題だと語った。

「昨年、PSRXチームとフォルクスワーゲン・スウェーデン、フォルクスワーゲン・モータースポーツとの契約が決まったのは非常に遅い時期だったが、僕らは大成功を収めることができた」とソルベルグは語った。

「今、ふたたび成功を築くことが僕らの仕事となる。それは簡単な挑戦ではない。誰よりも自分自身に強いプレッシャーを与え、冬の間、机の前に向かって仕事ばかりしてきたが、これからはステアリングを握ってロールケージに囲まれた車内が僕の仕事場になる。今年もチャンピオンシップのために再び戦うことが僕の真剣な夢だ。再び競争し始めたいよ」