RallyCross2017/05/14

PSRXチームがベルギーRX予選初日を席巻

(c)PSRX VW

 世界ラリークロス選手権第4戦ベルギーRXが、メテ・サーキットで土曜日に開幕、予選初日はPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのVWポロGTI RXを駆るヨハン・クリストファーソンとペター・ソルベルグの二人がインターミディエイトポイント・トップで並ぶ展開となっている。

 ソルベルグは金曜日に行われた最初のフリープラクティスから速さをみせて開幕3連勝のマティアス・エクストローム(アウディS1 EKS RXクアトロ)を0.1秒上回るトップタイムをマークして週末をスタートすることになった。

 ソルベルグは「微熱によって気分が優れない」といいながらも土曜日の午後に行われたQ1でもクリストファーソンをわずか0.131秒差で下して一番時計、Q2でもトップでスタートしてリードを広げることになった。しかし、最終ラップで選択したジョーカーラップはラフなコンディションとなっていたためにタイムを落とし、0.194秒差でクリストファーソンにトップタイムを譲ることになった。

 PSRXチーム・スウェーデンの二人は予選初日を同ポイントで終えることになったが、合計タイムに優るクリストファーソンが暫定予選トップとなっている。

 前戦で完璧な予選のあとでファイナルでの優勝を逃したセバスチャン・ローブ(プジョー208 WRX)はQ1で6番手のあとQ2では3番手タイムとすこしずつペースを上げることに成功しており、初日を終えて3位の好位置につけている。

 MJPレーシングチーム・オーストラリアのケヴィン・エリクソン(フォード・フィエスタ)はQ1で7番手、Q2で6番手と堅実な速さをみせて初日4位、5位にはフーニガンレーシングのケン・ブロック(フォード・フォーカスRS RX)が続いている。

 開幕3連勝のマティアス・エクストローム(アウディS1 EKS RXクアトロ)はQ2ではジャンプの着地のあとワイドになったために11番手タイムに終わり、初日は7位にとどまっている。

 前戦で今季初表彰台を獲得したティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)はQ1で3番手タイムを出したものの、Q2ではアンドレアス・バックルド(フォード・フォーカスRS RX)に接触されてパンク、初日は9位に終わっている。

 バックルドはQ1こそ4番手タイムだったものの、Q2ではこの行為に対して5秒のペナルティが科せられて15番手タイムに降格、初日は11位となっている。

 またアルバテックレーシングからスポットで出場するフランソワ・デュヴァル(プジョー208)は初日15位と出遅れており、予選突破が苦しい状況となっている。