WRC2021/01/09

TOKスポーツ、ワークス風マシンカラーを発表

(c)TOK Sport

 TOKスポーツ・ワールドラリーチームは、シュコダ・モータースポーツのファクトリーカラーを彷彿させる2021年のマシンカラーを発表、アンドレアス・ミケルセンはチームとともに今年のWRC2のタイトルを獲得するとともに世界最速のRally2ドライバーになりたいと決意を表明した。

 ミケルセンは今季、ドイツを拠点とするTOKスポーツ・チームから、シュコダ・ファビアRally2エボで世界ラリー選手権の7戦へ参戦することになっており、開幕戦のラリー・モンテカルロからWRC2プログラムをスタートさせる。アンデルス・ヤーゲルに代わって最後にフルシーズンを共に戦っていた時から5年ぶりにオラ・フローネがコドライバーとして復帰する。

「僕にとってもチームにとってもWRC2タイトルが最優先だ」とミケルセンは語った。「でもそれと同時に僕たちが最速のRally2ドライバーになれることを証明したいんだ」

「昨年一部のドライバーがR5カーとして最速でなくてもWRC2で勝利するのを見てきたけど、僕たちはそんな形は望んでいない。僕は最速のドライバーになりたい、それは僕にとってもトークスポーツにとっても非常に重要なことなんだ、そしてもちろんシュコダにとってもそうだ」

 ミケルセンは昨年の最終戦ACIラリー・モンツァで新たなシーズンに向けて存在感を示すこととなった。彼はファビアをWRC3に勝利し、総合でも見事な6位フィニッシュを果たしている。

 最終的にミケルセンは、WRCの主戦場からWRC2へステップダウンすることで彼が自分の実力をしっかりと披露し、2022年にはトップレベルでのシートを取り戻すのに十分だと考えている。

「2017年にもこうしている」彼は語る。「その時もシュコダ(ファビアR5)で走って、序盤のラリーでは本当に良い走りができて、R5カーとしても僕たちは最速で、その結果再びファクトリーチーム(WRカー)に復帰することができた。来季もそうしたいと思っている」

 ミケルセンは、昨シーズンWRC2のチームタイトルを獲得したTOKスポーツとのテストを、モンテでの開幕戦の前の週末に行なうことが予定しており、序盤戦に可能な限り多くのラウンドに参戦できることを期待している。

「WRC2には6〜7戦参戦するつもりだ。そして確実にポイントを稼ぐためにシーズンの序盤からたくさんイベントを走りたいんだ。また選手権タイトルに挑戦できることは本当にワクワクするよ。WRC2も世界タイトルとして価値のあるものだからね」

「シュコダとは本当に良い関係を築くことができている。僕は引き続き新しいクルマの開発にも取組んでいくことになるし、TOKスポーツと一緒に仕事ができるのは素晴らしいことだ。彼らとの計画はとても分かりやすく単純明快だ、そして一緒に仕事をするには最高のチームだということははっきりと分かる」