フォルクスワーゲン・グループ取締役会は、2016年をもってVWによる世界ラリー選手権参戦プログラムを打ち切る決定をしたと英オートカーが報じている。
ヴォルフスブルクで火曜日の朝から行われた取締役会は、200人におよぶVWモータースポーツの従業員およびシュコダ・モータースポーツのラリープログラムに関わる全員の雇用を保証することを決定し、ゴルフTCRなどほかのモータースポーツ活動に振り分けるという。
「まずは雇用に関する計画が優先され、そのあとWRC のオフィシャルプログラムの撤退が決められる。公式な発表はそれからだ」と同メディアの情報筋は述べている。
同筋によれば、VWモータースポーツが2017年にむけて新しいポロR WRCを開発したにもかかわらず、このマシンをカスタマー活動に充てることはないという。
VWによる公式的なステイトメントは、従業員へ報告のあと水曜日にも発表されると同メディアは報じている。