世界ラリー選手権において4年にわたってチャンピオンマシンとして君臨してきたフォルクスワーゲン・ポロR WRCが、初めてプライベーターのドライブによってラリーの舞台へ帰ってくる。ライムンド・バウムシュラッガーは、キャリア35周年のメモリアルイヤーの今年、このマシンでオーストリア・ラリー選手権のタイトル奪還をめざす。
バウムシュラッガーは、4月28〜29日に行われるオーストリア選手権第3戦のラリー・ヴェクセラントからポロR WRCでの参戦を開始、いまのところ全4戦でこのマシンのドライブを計画しているという。
「この素晴らしいマシンのドライブを認められたことを誇りに思うよ」とバウムシュラッガーは語った。「話し合いにはとても長い時間がかかり、実現できたことは本当にうれしいよ。僕にとって大きな名誉であり、言葉にできないくらい興奮を感じているよ」
バウムシュラッガーが参戦するイベントでは、フォルクスワーゲン・モータースポーツからの支援が行われ、セバスチャン・オジエのエンジニアでもあったジェラール・ヤン・デ・ヨンがサポートを行う。
「僕のゴールはもちろんチャンピオンだ。簡単ではないが、できることはすべて尽くすつもりだよ。ポロR WRCが選手権で走ることはファンにとっても大きな楽しみになるはずだ」