Raid2025/12/27

W2RC王者、トヨタを離れダチアでダカールへ

(c)Daicia

 
 2025年の世界ラリーレイド選手権(W2RC)王者であるルーカス・モラエスは、トヨタGR DKRハイラックスでタイトルを獲得したが、2026年はダチアへ移籍し、サンドライダーでタイトル防衛に臨む。

 ダチアのナッサー・アル-アッティーヤは、これまでの3回のW2RCタイトルすべてをトヨタで獲得し、今年もモロッコを3位でフィニッシュしていればタイトルを維持できるはずだった。しかし、最終停止標識でストップしなかったことにより1時間10分のペナルティを受け、ダチアにとって初の選手権タイトルを逃す結果となった。
 
 ブラジル出身のモラエスは、ラリー・デュ・モロッコでアル-アッティーヤ以外で初めてW2RCタイトル獲得を果たしたドライバーとなった。皮肉なことに、アル-アッティーヤは1年前にトヨタからダチアへ移籍していた。

 モラエスは2026年は新たにデニス・ゼンツとコンビを組む。ゼンツは今季、トヨタでセス・キンテーロのナビゲーターを務めていた。

 彼らは来シーズン、ダチアの4台体制となるラインナップに加わり、アル-アッティーヤとファビアン・ルルカン、セバスチャン・ローブとエドゥアール・ブーランジェ、クリスティーナ・グティエレスとパブロ・モレノは引き続きサンドライダーで参戦する。

 モラエスは次のように語った。「これは僕のキャリアにおける新たな、そして刺激的な章であり、このような野心的なプロジェクトを代表できることに強いモチベーションを感じている。ダチアと共に、僕たちは素晴らしいことを成し遂げられると信じている。この機会をとても嬉しく思っている。この旅をスタートさせ、チームと共に素晴らしい結果を目指して戦うのが待ちきれない」

 チーム代表のティファニー・イスナールは、ダチアがラリーレイドで競争力を維持するためには、2026年に少なくとも4台のマシンをエントリーさせることが不可欠だと述べ、モラエスを最適な選択だと評価した。

「選択時において、統計的にルーカスは最も優れたパフォーマンスを示していたし、彼の人柄は誰もがすぐに好感を抱くものだ。デニスについても同様だ」とイスナールは語った。

「ダチア・サンドライダーで築き上げてきたスピリットと結束を維持することは我々にとって不可欠であり、2人はチームの強みを形作るダイナミクスに完璧に合致している」

 W2RCシーズンは、1月3日から17日まで開催されるダカール・ラリーで幕を開ける。