今年のFIA世界ラリー選手権を戦った4つのマニュファクチャラーチームのWRカーが、12月6日、イタリアのファッションとデザインの都ミラノに集合、絵のように美しいドゥオーモ広場に展示され、何千人もの通勤者やクリスマスの買い物客が足を止めて華やかなカラーリングのマシンを楽しんだ。
ドゥオーモ広場には、14世紀の大聖堂、王宮、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアなど、有名な多くの建物があり、ミラノ最大の観光スポットだ。シトロエンC3、フォード・フィエスタ、ヒュンダイi20クーペ、そしてトヨタ・ヤリスのWRカーは、世界的に有名なこの広場に展示された後、今週末(12月7〜9日)に近郊の伝説的サーキットで開催されるモンツァ・ラリーショーに運ばれて展示されることになっている。4台のマシンが出揃うのは2018年ではこれが最後となる。
「WRCにとってとても特別な機会になった」とWRCプロモーターのマネージングディレクターを務めるオリヴァー・シースラは語った。
「選手権を戦ったマシンがヨーロッパの素晴らしい都市の中心地に集まり、そしてチームやマシンをモンツァで紹介できることは、何万人ものイタリアや海外からの観光客の目に触れる。WRCにとっても最高のアピールとなる」
モンツァ・ラリーショーは金曜日の午後に始まり、モンツァ・サーキットや今はレースでは使用されていないバンクのついた高速の周回路や周辺の道路を使用した9SS/145kmで争われる。表彰式が行われたあと、日曜日の午後は恒例となったモンツァ・マスターズショーが開催される予定となっている。