WRC2019/04/06

WRCジャパン準備着々、11月テストイベント開催へ

(c)RALLY -X

 2020年からの世界ラリー選手権の日本開催を目指すWRC日本ラウンド招致準備委員会(株式会社サンズ内)は、11月9〜10日に愛知県において非選手権(ノンタイトル)ラリーイベント『Central Rally Aichi 2019(仮)』の開催を決定、JAFを通じてFIAに申告を行ったことを発表した。

 本イベントはラリー・ジャパンのテストイベントとして、国内外にラリー・ジャパンの情報を発信する目的だけでなく、国際ラリーの運営組織やスタッフの習熟、設定コースの実地テスト、FIAによる2020年WRC開催に向けた医療査察も兼ねたものになるという。また、最終戦オーストラリアの前週に開催することもあり、多くのWRC関係者に日本に立ち寄って視察やレッキを行うことになりそうだ。

 『Central Rally Aichi 2019(仮)』は、愛知県の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)をサービスパーク/HQとし、愛知県の豊田市、岡崎市、長久手市、新城市、設楽町に用意される7SS/123.26kmのターマックステージで2日間にわたって争われる予定しているという。

 WRC日本ラウンド招致準備委員会の高橋浩司委員は次のようにコメントしている。

「WRCの招致活動につては2020年開催にむけて順調に進んでいることをみなさまにご報告したいと思います。ラリー・ジャパンのカレンダー入りにむけて我々が期待した方向性に添ったものとして着々と進んでいることを確信しています。決定したという情報も流れていますが、あくまでも公式はワールドカウンシルの決定を待つことになります。今年11月のテストイベントでは地元の気運も高まり、運営側としてもたくさんまなびたいと考えています」

 WRCプロモーターのオリヴァー・シースラも、WRCの日本開催への準備が着々とできていることを実感していると語った。

「WRCの代表として来るたびに日本に歓迎されることを感謝しています。日本はWRCにとっても重要なマーケットです。昨年も82000万の人がWRCを市長し、放映される150ヵ国のうち第6位が日本でした。テレビ視聴だけでなく、WRCを応援してくれているファンも着実に育っており、WRCをもってくる準備が着々とできていることを感じています。WMSCでカレンダーが決定次第、日本での開催について発表できることを楽しみにしています」