WRC2018/01/13

WRC史上初、全ステージをライブ中継へ

(c)wrc.com

 世界ラリー選手権の歴史の中で初めて、各ラウンドのすべてのスペシャルステージが生中継される。

 チャンピオンシップの商業権所有者であるWRCプロモーターは、連続ライブストリームとして各ラリーを25時間以上にわたって中継する。これにはWRCのTVスタジオからの専門家の分析、最新ニュース、インタビューやサービスパークの向こう側の反応なども含まれる。生放送に追加されるコンテンツには、開会式と表彰式、記者会見、ドライバーのサイン会も含まれる。

 この新しいWRC All Liveサービスは、木曜日にバーミンガムで開催されたオートスポーツ・インターナショナル・ショーで発表された。WRCプロモーターのマネージングディレクターを務めるオリヴァー・シースラは、この計画は時代の先駆けだと評した。

「WRCファンは今やラリーの週末の間いつでもライブアクションに参加する選択肢と柔軟性を持っている」と彼は語った。

「ファンは、いつでもどこからでも自分が一番気に入っているステージを選んで見ることができるし、サービスエリアへの前例のないライブアクセスを楽しむことができる」

 多くのステージサイドカメラやオンボードカメラ、ヘリコプター、ドローン、そして約100人のプロダクションチームが、WRCのトップ選手たちがスウェーデンの凍った森林やサルディニアの猛暑などの極端な状況の中でコンマ1秒を激しく競う様子を映りだすことを可能にする。

 WRC All Liveは、wrcplus.comの定期会員向けチャンネルの中で英語で提供される。

「WRC+を使用すれば、いつでも、どこでも、あらゆるデバイス(コンピュータ、ラップトップ、スマートTV、スマートフォン、タブレットなど)でAll
liveを視聴できる」とシースラは付け加えた。

「すべてのステージをライブやオンデマンドで見ることができるため、ファンは一つも見逃さずに済む。またインタラクティブな番組ガイドによって、ファンは簡単にそれぞれの日の情報を得ることができる」

 WRC All liveは、1月25日木曜日に開幕するラリー・モンテカルロの最初の2つのステージのライブストリームから開始される。

 WRC All Liveのパッケージにはライブマップ、限定オンボードビデオ、オンデマンドのデイリー・ハイライトなどの人気のある既存の機能も含まれる。www.wrcplus.comにて月額8.99ユーロ(およそ1200円)、または12ヶ月間89.99ユーロ(およそ12,000円)で加入可能だ。現在WRC+に加入している人も、WRC
All Liveへアップデートが可能だ。

 またWRC+の基本パッケージは、既存の機能に加えて土曜日の午後のステージと日曜日のラリー最後のパワーステージのライブ放送を含み、スターターバンドルとして引き続き利用が可能だ。