WRC2019/04/21

WRC初開催ラリー・チリに63台がエントリー

(c)Rally Chille

 世界ラリー選手権初開催となるラリー・チリは63台という大きなエントリーを集めて5月9〜12日に開催される。ヨーロッパ圏外のWRCが60台を超えるエントリーを記録したのは、70台が出場した2010年ラリー・ジャパン以来となる。

 WRカーは全12台がエントリー。シトロエン・レーシングはセバスチャン・オジエとエサペッカ・ラッピ、トヨタGAZOOレーシングWRTはオイット・タナク、ヤリ-マティ・ラトバラ、クリス・ミークの3台、ヒュンダイ・モータースポーツは、ティエリー・ヌーヴィル、アンドレアス・ミケルセン、セバスチャン・ローブの3台、Mスポーツ・フォードWRTはエルフィン・エヴァンス、テーム・スニネンの2台体制となる。ロレンツォ・ベルテッリがMスポーツのフィエスタWRCでスウェーデン以来となる今季2戦目の出場を果たす。

 WRC2プロ選手権には4台がエントリー、Mスポーツ・フォードWRTのガス・グリーンスミス、シトロエン・トタルからマッズ・オストベルグ、シュコダ・モータースポーツはカッレ・ロヴァンペラとマルコ・ブラチアの18歳の二人をノミネートしている。

 プライベーターによるWRC2選手権には19台がエントリー。TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元、メキシコで優勝しているベニート・グエラ、チリ出身のアルベルト・ヘラーとペドロの兄弟、ERCチャンピオンのカイエタン・カイエタノヴィッチらが有力どころとなっている。