WRC2018/02/19

WRC2初優勝の勝田に豊田社長が祝福メッセージ

(c)Toyota

 トヨタ自動車の豊田章男社長は、ラリー・スウェーデンでFIA WRC2選手権カテゴリーで日本人として初優勝を飾った勝田貴元を祝福するメッセージを贈った。

 トヨタGAZOOレーシング・ラリーチャレンジプログラムに参加している勝田貴元、新井大輝およびコドライバーの足立さやかが、2月15〜18日に開催されたFIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンに参戦し、勝田/マルコ・サルミネン組がWRC2選手権初優勝を達成、また新井/グレン・マクニール組はWRC2選手権7位、WRCイベントに初挑戦したヤルコ・ニカラ/足立組も完走を果たしている。

 WRCで活躍するラリーストを育成するプログラムがはじまって2年、豊田章男社長は「日本人が日本車で戦うWRCを見たい」という夢の実現に向かって進んでいることを、勝田選手がその偉業よって示してくれたと述べている。(以下、豊田社長メッセージ全文)

勝田貴元選手、ラリー・スウェーデンWRC2優勝おめでとう!

18年振りのWRC復帰を決めた時、先ず思い浮かべたのはトヨタのクルマがWRCの道で走る姿でした。そして、次に心に浮かんだのは、やはり、そのシートに日本人のドライバーとコドライバーが乗っていてほしい・・・そんな想いでした。

その姿を実現できれば、きっと日本でもラリーという素晴らしい競技・文化に共感してくれる人々がもっと増えると思ったからです。

その想いで始めたのがWRCで活躍するラリーストを育成するプログラムであるTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムでした。

その挑戦が始まり2年・・・「日本人が日本車で戦うWRC」という私の夢に、勝田選手は、その偉業で大きな可能性を示してくれました。このことが本当に嬉しい!

同じくチャレンジプログラムで共に挑戦している新井大輝選手も、コドライバーとしてWRC参戦を目指す足立さやか選手もスウェーデンの地でステージトップのタイムを出す走りを見せてくれました。

今回の、みんなの頑張りによって私モリゾウと同じ夢を見る人が日本に増えたと思います。勝田選手、新井選手、足立選手これからも3人で切磋琢磨し日本のみんなの夢をも背負って世界レベルのラリーストという3人の夢を目指していってください。

これからも応援しています。

3選手と共に走ってくれたサルミネン選手、マクニール選手、ニカラ選手もありがとう! これからも3人をよろしくお願いします。