ラリー・モンツァのWRC3では、チャンピオンシップで一騎打ちとなっている2人のバトルとなっている。ヨアン・ロッセル(シトロエンC3 Rally2)が、タイトル争い中のライバルであるカイエタン・カイエタノビッチ(シュコダ・ファビアRally2エボ)を2.9秒差ながら抑えてラリーをリードしている。
2人はラリーのスタート時点でポイントが並んでおり、日曜日に勝利した方がタイトルを獲得する。
ロッセルは序盤から積極的な走りで、SS1ジェローサで6.6秒差のトップタイムを記録して首位に立った。その後の各ステージでは、2人に2秒以上の差が開くことはほとんどなかった。
それぞれ2つのステージを勝利したが、ロッセルの序盤のチャージが成功した形だ。ロッセルは初日を終えてカイエタノビッチに2.9秒の差をつけている。
「フィーリングはいい」とロッセルは語った。「正直なところ、僕は必死にプッシュしている。首位に立てて嬉しいし、明日に向けても良いことだと思う」
カイエタノビッチも金曜日のパフォーマンスに満足しており、ロッセルとの激しい戦いを楽しんでいた。
「素晴らしいよ」とカイエタノビッチは微笑んだ。「ステージタイムはかなり接戦で、ヨアンと競っているが、まだまだ先は長い。簡単ではないが、ベストを尽くしている」
また、ヒュンダイi20N Rally2を駆ったアンドレア・クルニョーラも、力強い一日を過ごした。地元ドライバーのクルニョーラは、3つのステージを勝利し、初日の最後のステージで3位に浮上した。
クルニョーラとカイエタノビッチのギャップは、わずか8.8秒となっている。また、ヒュンダイ・ジュニアドライバーのグレゴワール・ムンステル(ヒュンダイi20N Rally2)もクルニョーラから17.5秒遅れにつけている。