RallyCross2020/09/01

WRXベルギーが延期、再びWRCと同時開催へ

(c)FIAWorldRallycross.com

 10月3-4日に開催が予定されていた2020年世界ラリークロス選手権のベルギー・ラウンド、スパ・ワールド・ラリークロス・オブ・ベネルクスは、11月21-22日に延期されることになった。すでに同じ週末には世界ラリー選手権の最終戦としてイープル・ラリーが延期されることが決まっており、以前からの計画どおりに二つの世界選手権のウイナーがスパで誕生することになる。

 主催者は、11月への延期について、より多くのファンをスパ・フランコルシャンサーキットに迎えることができるようにするためだと説明している。ベルギーでは現在、一般の人が集まるイベントの規模が制限されており、10月のイベントでは400人の観客しか入場できないことになっている。今回の決定は、FIA、ベルギーASN、地元イベント主催者との協議を経て行われたという。

 ベルギーで開催される世界ラリー選手権と世界ラリークロス選手権の最終日を同じ日に開催するという計画については、両イベントが10月に開催される予定だった当初からのアイディアだが、ラリー・ジャパンのキャンセルに伴い、イープル・ラリーが11月へと再度延期となったことから2つの世界選手権の同時開催は断念されたかのように見られてきた。

 イープルの最終日は、ベルギーの伝統のラリーであるブークル・ド・スパで使用されるバリサールとウィナンプランシュという伝統的な2ステージとともにスパ・フランコルシャン・サーキットのオー・ルージュとライディオンを使って行われるフランコルシャン・オー・ルージュと呼ばれるパワーステージが予定されているとの情報だ。