WRC2021/12/02

wrc.comがもっとも偉大なWRカーの投票開始

(c)wrc.com

 世界ラリー選手権(WRC)公式サイトのwrc.comでは、1997年から2021年までのWRカー世代で「もっとも偉大なWRカー」を選ぶための投票を開始している。

 WRCは2021年をもってWRカーの時代に別れを告げ、来季からはハイブリッドによるRally1カーによる新時代を迎える。wrc.comではこの25年間をふりかえって、ラリーファンの投票によってこの25年間でもっとも偉大なWRカーを選びたいと呼びかけている。

 wrc.comによれば、「もっとも偉大なWRカー」は、もっともワールドタイトルやラリーでの勝利を収めたマシンか、最も競争の激しいシーズンで成功したマシンか、あるいはファンのみなさんがもっとも心を奪われているラリーカーであってもいいとしている。

 今回の選考では、1997年から2021年末までの世界ラリー選手権で1勝以上している14台のWRカーが「もっとも偉大なWRカー」の候補としてリストに挙げられている。

 選ばれたのは、グループAからWRカーへの移行期に登場したスバル・インプレッサWRC、フォード・エスコートWRC、トヨタ・カローラWRCといったマシンをはじめ、大きなエアロが特徴となった最後の世代のトヨタ・ヤリスWRC、フォード・フィエスタWRC、ヒュンダイi20クーペWRC、そしてシトロエンC3 WRCもノミネートされている。

 セバスチャン・ローブとともに黄金期を築いたシトロエンのクサラWRCあるいはC4WRCか、あるいは4年間で52戦に参戦して43勝を飾った勝率82.6%のフォルクスワーゲン・ポロR WRCか。あるいは年式によるスペックの違いはあるものの同一マシンとしては44勝という最多勝をもつフォード・フォーカスRS WRCか。

 投票は12月1日(水)にwrc.comにおいて開始されており、12月16日に締め切られる。ランキングは12月18日以降に同サイトにおいて少しずつ公開され、12月31日にもっとも偉大なWRカーが発表される。

 投票はwrc.comのこちらのページから。
https://www.wrc.com/en/news/2021/25-stories/the-greatest-car-of-the-world-rally-car-era/