WRC2018/05/26

ラリー・トルコのルートが発表

(c)Rally Turkey

 9月13〜16日に世界ラリー選手権第10戦として開催されるラリー・トルコのアイテナリーが発表された。

 2010年以来8年ぶり、7回目のWRC開催となるラリー・トルコは、トルコ南西部の風光明媚な観光地マルマリスをベースとして17SS/317.27kmというコンパクトなグラベルラウンドとして開催される。

 ラリー・トルコはかつて、アナトリアでキャンディデート開催したあと2003年のWRC初年度はトルコ南部のアンタルヤと近郊のケメルをベースとして開催されていたが、2010年は1200万人の人口を誇る首都イスタンブールをホストタウンとして開催となっていた。

 1972年に始まったラリー・トルコは、今年で47年目を迎え、トルコではもっとも長い歴史と伝統を持つ一戦となる。以前にはボスフォラス・ラリーとも呼ばれていた時期もあり、長きにわたってイスタンブールとその近郊をベースに開催されてきたが、2016年にトルコ南西部のエーゲ海に面したムーラ県に舞台を移してマルマリスをベースとして開催されている。

 トルコの南西部にあるマルマリスは、松林の美しい山々に囲まれた海辺のリゾートであり、ハーバーには数々のクルーズ船やヨット停泊しており、当初はこのハーバーにサービスが行われるプランが検討されたが、最終的にはマルマリスの西16kmに位置するアスパランにサービスパークがおかれることになった。

 シェイクダウンは、13日木曜日朝からデイルメンヤヌ〜イチメレルの5.00kmのステージで行われ、その夜、マルマリスのハーバーの広場でスタートセレモニーが行われたあと、広場の噴水前からスタートして市街地で行われるSSSターキー(2.45km)で開幕する。

 14日金曜日、アスパランのサービスをあとにしたラリーカーは北上、鋭い石が転がるムーラ県の山岳地帯へと向かい、ラリー最長ステージのチェティベッリ(38.10km)から挑むことになる。そのあとウラ(21.90km)、チチェックリ(12.55km)を走ったあと、アスパランのデイサービスが行われ、午後も同じ3ステージをループする6SS/145.10km一日となる。

 15日土曜日は、海岸沿いのイェシルベルデ(36.00km)から始まり、西方に延びるダッチャ半島のステージへと向かう。ダッチャ(10.70km)、イチメレル(20.40km)の3ステージのあとアスパランのサービスパークでデイサービスが行われ、午後も同じ3ステージをループする6SS/134.20km一日となる。

 16日最終日は、ノーサービスで走る4SS/35.53kmという短い一日となり、マルマリス(7.12km)、オワジュック(8.04km)、ギョクチェ(13.25km)のあと、最終のパワーステージとしてマルマリスの2回目の走行が行われ、アスパランのサービスでステージはフィニッシュする。