WRC2020/03/28

アル-アッティーヤ、ヤリスでサファリ参戦を交渉

(c)Toyota

 カタールのナッサー・アル-アッティーヤは、2020年7月16-19日に予定されるサファリ・ラリーにトヨタ・ヤリスWRCを駆って参戦するための交渉を行っていることを認めた。

 アル-アッティーヤは昨年、トヨタGAZOOレーシング・サウスアフリカのハイラックスを駆って南米で行われた最後のダカールにおいてトヨタに初のダカール制覇をもたらしており、トヨタとも良好な関係を築いている。

 15回の王座という中東ラリー選手権における新記録を達成したアル-アッティーヤは、昨年10月にラリー・デ・エスパーニャにあわせてスペインで行われた2020年ダカール参戦発表会の際にトヨタGAZOOレーシングWRTのトミ・マキネンとサファリ・ラリーの参戦について話し合いをしたいと語っていた。

「(WRCに参戦するなら)サファリ・ラリーは僕たちに合っているように見えるので、参戦したいと思っている。サファリは古くから知られており、今やっとWRCに帰ってくる。僕はトヨタ・チームと良好な関係があるので、ヤリスWRCでぜひ参戦したいと思っている」と、アル-アッティーヤはWRC Liveのインタビューで語っていた。

 あれから5カ月近くが経ち、アル-アッティーヤはマキネン代表との話し合いがうまく進んでいることを認め、今年はサファリを含めて2戦への出場を希望しているとDiRT Fishのインタビューで語っている。

「僕はサファリ・ラリーに出場するための準備ができている。この考えについてはトミ(・マキネン)と話し合っており、1戦か2戦に出場したいと思っているんだ」

「WRCを離れてから寂しい思いをしてきたが、いくつかのラリーのためにここに帰ってくることができることを願っているよ。僕には準備ができているし、これらのようなラフなイベントが合っているはずだ」

 18年ぶりに世界ラリー選手権に帰ってくるサファリ・ラリーのエントリーは、5月16日から始まり、6月16日に締切りとなる。