やっぱりラリーが好きなのだっ!~編集代表のラリーな日々ブログ~

来年こそ勝利を!

あれだけ手を尽くして、それでもなお想像を絶することが起こるのがモータースポーツだ。トヨタの今年のルマン24時間レースは、あらためてこの世界の非情さを証明するものになってしまったように思う。
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WECのシリーズとルマンの予選までは圧倒的な速さをみせたトヨタですが、6時間でも8時間でもなく、ましてやクオリファイのスプリントでもなく、やはり24時間で勝つためにはさらなる厳しい壁があるような気がします。

マシンを止めたドライバーも無念だろうけど、この日のためにマシンをつくってきたエンジニアたちのことを考えるとやりきれない思いがする。

ゴールはさみしいものになるかと想像していたけど、最後までアストンとコルベットの戦いに手に汗握ることになるなんて! 心底しびれました! 勝ち続きじゃなくて、敗北のドラマがレースをいっそうドラマチックにさせるのだと思う。

負けたレースからトヨタがなにを学ぶだろうか。来年こそ、喜びの涙を流せるレースを見たいと思う。



とんでもないヤツが現れたもんだ。

録画していたJスポーツのサルディニアLIVEをやっとチェックできました。タナクの初優勝のゴールシーンをもう一度見たかったのですが、やっぱり熱いものがこみ上げてきますね。

でも、タナクは意外にもクールでしたね。もっと喜びを爆発させるかと思ったけど、すでに勝利を確信していたせいか・・・彼らしいと言えば、彼らしいんですけどね!
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さて、最終ステージのパワーステージで、タナクが歴史的な初勝利を飾ったこと以上に、衝撃だったのはわずかWRカー2戦目にしてエサペッカ・ラッピがパワーステージ・ウィナーに輝いたことでした。

6番手というスタートポジションはとくに有利な路面だったわけではなく、朝のステージでうまくタイヤを温存できたことがいいタイムにつながったとラッピは分析しています。ラッピの速さにについて、トップドライバーたちはすでにそれまでの2日間で見抜いていたでしょうけど、まさかルーキーが意のままにヤリスのスピードを引き出してパワーステージを制することになるなんて心底の驚きだったでしょう。

このパワーステージのタイムはすでに彼がただのテストドライバーではないことを証明するには十分なものでしたし、初日のギヤボックストラブルがなければ2戦目で表彰台を達成できていた可能性も非常に高いと思います。

チーム代表のマキネンは、彼をこのあと全戦で乗せたいと計画外だった最終戦オーストラリアへの参戦についても実現させたいと語りました。ラッピのチーム加入については、フライングフィンだけを重用するマキネン采配を疑問視する声もありましたが、こんなにあっさりと、マキネンの目が正しく、僕らの心配がまったくの杞憂にすぎなかったことが証明されるなんて! 今年のWRCはなんだかひと味もふた味も違いますが、参戦一年目のトヨタに向けてなんだかいい風が吹き始めたことだけは確かに言えるかもしれません!



今年の海はMスポーツがひとり占め。

ヤリ-マティの追撃から逃げ切り、タナクが見事、WRC初優勝を飾ってくれました!

オープニングSSで 9秒近く縮まったときには、スウェーデンのヤリ-マティの勝ちパターンが一瞬脳裏をかすめましたが、「今度こそ!」というタナクの思いが伝わってくるかのような堂々とした勝利でした!
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タナクは昨年のポーランドで優勝を逃したときには大泣きしたけれど、あのとき、あのような悔しい思いをしたからこそ、その経験が今回の勝利への原動力へとつながったのでしょう。

サルディニアの勝者と勝利チームには、ポディウムのあと、おなじみとなった最高のご褒美が! 
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最初はもちろん、タナク!
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気温40度を超えるコクピットとは別世界でしょう!
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そして、チーム全員が続々とダイブ!
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苦労が報われる瞬間です。
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なんて気持ちよさそう! おめでとう、タナク!



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