全日本の最終戦新城ラリーをのぞいてきました。日曜日までいられませんでしたが、ラリー・ジャパンの開催地の一つとして噂される新城の今をどうしてもこの目で見たかったのです。
ほんとにすごい人と熱気でした。マイクロバスでじゃんじゃんとファンの人たちがサービスパークへ押し寄せてきます。お昼の時点ではラリーカーは戻ってきていませんでしたが、デモランや、お子さんたちを飽きさせないさまざまな小さなイベントも盛りだくさんです。
トヨタGAZOOレーシングパークでは、ビデオゲームのドライブチャレンジや、ポリプロピレン製のヤリスWRC組み立て教室が行われていました。
張り出したフェンダーが特徴的なヤリスがよくできています。お子さんだけでなくて、おじさんでも組み立て体験に参加できるそうなので、日曜もぜひGAZOOレーシングパークへ!
それにしてもよくできたキットですねえ。
新城のコースはもとよりサービス施設内での事故などが起きないように自動車や観客の誘導に実は神経を研ぎ澄ませていた裏方の人たち、中央広場にずらりとならんだ屋台だって何年もかけてイベントの一部にすっかりなったのだと思います。「明日はもっとすごい人になるよ」と言った、屋台を出して5年目を迎えるというおばちゃん。去年は観客5万を超えていたという観客は、天気にも恵まれた今年は過去最高になることも間違いないでしょう。
トヨタがスポンサーになれば、日本でWRCを開催するのは簡単だって思っている人はいっぱいいるかもしれません。しかし、その地域にラリーを支えるオフィシャルの方々やエントラントはもとより、こうしたラリーに熱い人がいなかったら開催は不可能だし、そこに根付くのは無理だと思う。
愛知が候補の一つに挙がっているからといって、トヨタが誘致しているわけじゃなく、この地域の人たちの熱気がWRCを呼び込んでいるような気がします。
祭りはそこに暮らす人たちの思いが募っていったときに自然と興るものだと思う。新城にはWRCジャパンを成功させそうなエネルギーの塊のようなものがあることを、僕はたしかに感じました!