やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

2018年1月アーカイブ

暗雲立ちこめるシトロエンの将来。

シトロエンが今季終了と共に長きに渡る世界ラリー選手権参戦に終止符を打つ可能性があるとの噂が囁かれているようです。

イヴ・マトンがシトロエン・レーシングを辞め、FIAの新しいラリー・ディレクターに就任するという衝撃的なニュースが今週、世界を駆け巡りました。通算100勝という目が眩むような記録まであと2勝に迫ったシトロエンは、選手権最下位という昨年の汚名を晴らすために、2018年こそチームとしてのプライドを賭けてタイトル争いをすることが期待されていたはず。それなのに開幕戦ラリー・モンテカルロまであと2週間を切ったこのタイミングで、まさかチームを復活させる責務があったトップがチームを離れるなんて! 
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まるで仕事を途中で放りだしたかのように思われても仕方がないとも思えるマトンのチーム離脱から、これまで漠然と囁かれていたシトロエンへの不安が一気に噴出してきたかのように思えますが、その兆候は昨年の秋あたりから少しずつ漂い、セバスチャン・オジエの獲得を実現させることができなかったあとではマトンは完全にチーム運営に対して情熱を失っているとの決定的な情報が聞こえてきていました。

グループPSAのトップがオジエ獲得を最優先に指示したというから、さぞかしオジエに対するシトロエンのオファーは高額だっただろうとも噂されました。それを蹴るなんて、ワールドチャンピオンはいくらほしいんだろうなんて後ろ指を指されていたりもしましたが、信頼できる情報筋によれば彼へのオファーはクリス・ミークと同額だったにすぎないようです。5年連続王者への提示がですよ! さらにオジエの気持ちを動かすことができなかった決定的な要因となったのは、けっきょくのところお金などではなく、シトロエンから長期の保証が得られなかったことが最大の理由だったようです。

ダカールのサービスでは、今回をもってダカールから撤退するプジョーに代わり、来季からシトロエンがダカールに復帰するのではなかろうかとの噂も囁かれていたようです。そのようなことは過去にもあったことであり、同様にWRCにおいてもシトロエンに代わってプジョーがWRカーで参戦するかもしれないとの予測もあるようです。

グループPSAの2つの会社のモータースポーツが再編になるというのはもっともらしい話ですが、いまの段階ではまだはっきりした情報はなにもなく、ただ漠然とシトロエンへの将来への疑問と不安の声が囁かれはじめているにすぎないことをお断りしておきます。

もしかするとマトンはすでに昨年、そうした兆候を見て、ヤルモ・マホネンに代わってFIAのラリー・ディレクターを引き受けることを決めたのかもしれません。マトンがFIAでWRCをどのような未来に導くのか注視しつつ待つとして、まずは抜け殻のようになったシトロエンのこれからが気になります。

WRCジャパン、来年(!)開催をめざす!

新しいシーズンが、2019年に愛知・岐阜エリアでのWRCジャパン・ラウンド開催をめざすというニュースで始まりました。
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2019年にWRCジャパンを実現させるためには、当初、2018年はキャディデート(候補)イベントが必要になる(当然、バカ高い申請費用もかかるのです)と言われていましたが、プロモーターによれば新生ジャパンは主催や路面が異なるものの、ジャパンとしてWRC開催の実績が十分にあるため、キャンディデート申請と開催は不要と判断、そのため今年の秋のイベントがリハーサル(!)イベントになると説明しています。

もちろんセーフティやホスピタリティなどWRC開催要件を満たすための確認作業が必要になるとはいえ、この秋のイベントが成功すれば即、来年にはWRCが日本に帰ってくるというわけです!

と、まあWRCを日本に呼ぶのはカンタン! みたいに書いてますが、2019年にWRCジャパンを実現させるためには、来週15日にJAFに申請をしなければならなかったという待ったナシの状況のなか、この日の発表を迎えるためにこの数ヶ月間の関係者の皆さんの西に東への奔走ぶりを聞くに、本当に頭が下がる思いでございます。

なにもあせらずにゆっくり時間をかけてやればいいのにと言う人がいるかもしれないけど、「そうじゃないんだ、2019年にどうしても日本でやりたいんだ!」という熱い思いを聞いていると、きっと道が拓けるはずだという確信してしまうのでありました。

これからこの秋のリハーサルまでわずか10カ月! まだまだ大変な作業が続きそうですが、ぜひとも関係者の皆さんにはがんばっていただきたいものです。いまはまだ多くのことがほとんど決まってないという状況ではあるそうですが、WRCジャパン開催にむけて、なんとも言えないくらいに気運がズズーンと高まりつつあることに、関係者の方々も多いに勇気付けられているようです。

オートサロンのWRCブース(ホール4の2階デッキ)には、ラリージャパンへの思いをぞんぶんに書いてもらえるよう、巨大な寄せ書きブースが設置されています。「こんなWRCが見たい」とか「トヨタの2018年への期待」などなど、みなさんの熱い思いをどうぞペンに託してくださいませ! そしたら、ますますWRC開催は実現に近づくはず! 
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WRC中継でおなじみの栗田さんもWRC招致活動を熱烈にナビゲート! もちろんラリーXモバイルもWRCジャパンを応援しています!

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