ダカール・ラリー2026は金曜日、前半戦最終日のステージ6が行われ、ダチア・サンドライダースのナッサー・アル-アッティーヤ(ダチア・サンドライダー)が今大会初のステージ優勝を果たして総合首位に返り咲いた。
ハイルからリヤドまでの326kmで行われたステージ6で、アル-アッティーヤはおよそ100km地点でステージ首位の座を奪い、ダチアのチームメイトであるセバスチャン・ローブ(ダチア・サンドライダー)に2分58秒差をつけてステージ優勝を果たし、ダチアが1-2フィニッシュすることになった。
ダカール・ラリーで通算49勝目のステージ優勝を飾ったアル-アッティーヤは、ステージ2以来の総合首位を取り戻して休息日を迎えることになり、6度目のダカール勝利に向けて手応えを感じているようだった。
「休息日をトップを迎えることができて嬉しいよ。来週もこの戦略を継続する必要がある。最初の1週間は楽ではなかったが、常にトラブルがないよう努力してきたし、パンクが数回あっただけだった。マシンは非常に好調だったし、今日はプッシュしようと試みた。結果には非常に満足だ」とアル-アッティーヤは笑顔をみせている。
ローブは終盤のアタックでステージ2番手へと躍進し、2024のステージ12でのステージ優勝以来となるダカールのステージ表彰台を獲得して総合6位へと浮上してきたが、トップのチームメイトからは17分36秒遅れとなってしまい、初優勝はやや遠ざかりつつあるように見える。
「今日は本当に楽しかったよ。このマシンで砂丘をこんなに速く走れるなんて、忘れていたからね。本当に信じられないくらいだ」とローブは語った。「砂丘でハードアタックすると、かなりマシンが揺れてしまう。残念ながら、(ライン取りで)数センチをロストしてしまいタイヤにトラブルが発生し、ホイールを交換しなければならなかった。でも、それ以外は素晴らしい一日だったし、重要なのは、集団から外れないことだ。砂丘では誰もが非常に速いので、引き離すのは難しいことだ」
この日のステージ3番手にはトヨタのセス・キンテーロ(トヨタDKR GRハイラックス)、チームメイトのトビー・プライス(トヨタDKR GRハイラックス)も見事な追い上げを見せ、ステージ4番手タイムを獲得した。
一方、2日間のマラソンステージで首位を維持していたトヨタGAZOOレーシングW2RCのヘンク・ラテガン(トヨタDKR GRハイラックス)にこの日は苦しい展開となってしまい9分27秒遅れの12番手タイムにとどまり、アル-アッティーヤから6分10秒遅れの総合2位へと後退することになった。
「今日もまた難しい一日だった。一日中砂丘ステージを走り、まるでエンプティ・クォーター砂漠にいるように感じたよ」とラテガンは一日をふりかえっている。
「ある時点ではトップから16分近く遅れていたし、連日パンクが続き、本当に苦しい状況でのスタートだったが、マラソンステージを何とかうまく乗り越えることができた。それでも、トップからそれほど離れていない状態でここへ帰ってくることができたのは、僕たちにとって決して悪くない。これからさらに難しい日が続くと思うが、まだ状況はいくらでも変わる可能性がある。本当に接戦だが、ダカールがこんなに接戦になるなんて、本当に素晴らしいよ」
前半戦を終え、総合3位にはこの日をフォード勢最速の6番手タイムで終えたナニ・ローマ(フォード・ラプター)がつけており、その後方総合4位にはカルロス・サインツ(フォード・ラプター)が2分36秒差で続いており、さらに22秒後方の5位にはマティアス・エクストローム(フォード・ラプター)、カルロス・サインツ(フォード・ラプター)が続いている。サインツはステージ5でクラッチとエンジンのトラブルに見舞われ、リタイアが懸念されたが、チームメイトに牽引を受けながらなんとかビバークに到着している。
前ステージ優勝を飾ったミッチ・ガスリー(フォード・ラプター)はコースオープナーとして苦しみ、ステージ11番手タイムでフィニッシュして7位へと後退している。
ダカール・ラリーは土曜日に休息日を迎え、日曜日にリヤドからワディ・アド・ダワシルまで462kmを走るステージ7で再開する。