WRC2022/11/29

イタリアでのWRCラウンド開催が3年の契約延長

(c)Hyundai

 イタリア自動車クラブ(ACI)とWRCプロモーターの契約が更新され、2023年以降3年間にわたって世界ラリー選手権のイタリア・ラウンドが開催されることが決定した。2023年のラリー・イタリア・サルディニアは20周年記念として行われことになり、主催者はさまざまな記念の催しや特別なルートを準備してメモリアル・イベントとして成功させることを約束している。

 WRCのイタリア・ラウンドが初めてサルディニア島で開催されたのは2004年のことだ。以来、一度も途絶えることなく、それは世界がコロナウイルスの流行に怯えていた2020年でさえも秋に延期したとはいえ開催を成功させており、来年には 20周年記念イベントとして6月1日から4日にかけて開催される。島の西海岸に位置するアルゲーロとのローテーションが以前に発表されたが、2023年のベースは再びオルビアになる。

 2023年のラリー・イタリア・サルディニアのルートについては、これまでのようにチーフセーフティ・オフィサーを務めるティツィアーノ・シヴィエロによってオルビアを中心としたプランがすでに数カ月前から検討が始まっているという。コドライバーとして1988年と1989年にミキ・ビアシオンと共にワールドチャンピオンを獲得したイタリア出身のシヴィエロには、20回という節目を華々しく祝うために、斬新さと歴史を融合させたルートを構築するという重要な任務が課せられている。