WRC2019/12/20

エヴァンス、「ヤリスは快適なマシン」

(c)Toyota

 エルフィン・エヴァンスは、フレンチ・アルプスで初めてテストした時、すぐにトヨタ・ヤリスWRCを快適なマシンだと感じたと語った。

 これまでMスポーツのフォード・フィエスタで経験を積んできたエヴァンスは、トヨタGAZOOレーシングWRTと2年間の契約を結んで新しいチャレンジを開始した。彼は未知なるマシンとまったく新しいスタッフとの作業に慣れるまでには時間がかかるだろうと予測しながらも、不安を感じることなくリラックスしてトヨタとの初仕事に臨むことができたと明かしている。

「すべてがうまくいった」と、ラリー・モンテカルロの最初のプレテストを終えたエヴァンスは語った。

「チームの雰囲気は良好で、全員がとても親切だった。僕はMスポーツに長い間いたので、ある程度慣れるまで時間が必要なことは間違いないが、非常にくつろいだ気分になることができた」

 エヴァンスは、モンテカルロを想定した難しいコンディションのテストでもヤリスに対して自信をもってドライブできたようだ。

「マシンのフィーリングは良かったし、かなり早い段階からマシンに慣れることができた。マシンからのフィードバックは良好で、かなり複雑なコンディションにおいてもマシンの下で何が起きているのかを感じることができた」

「1日目はドライで、2日目の昼食後は霜が降りはじめ、走るたびに霜が増えていった。普通は少し暗くなり始めたときに霜が降りると思うので、それは少し奇妙だったが、しかし、そのようなコンディションでマシンをドライブできたことは良い機会だった」

 エヴァンスは今週木曜日にフィンランドのスノーコンディションで再びヤリスを走らせ、チームは新年早々にモンテカルロのプレイベントテストと最終ウォームアップのためにアルプスへと向かう予定だ。

 エヴァンスは、トヨタとのデビューイベントでの結果について予測を立てることはしないと語った。

「このラリーとか特定のラリーにおいて勝利する可能性については考えていない」と彼は語った。「特定のイベントを目標としないし、チャンピオンシップについても同じだ。モンテに対する僕のアプローチは、そこへ行き、このチャンスを最大限に活用することだ。それが僕の来年の一貫したアプローチだ」