WRC2021/09/30

エヴァンス、3年ぶりフィンランドへの不安なし

(c)Toyota

 初タイトルを狙うエルフィン・エヴァンスは、自身がラリー・フィンランドに長く参戦していなかったことは、今週のユヴァスキュラのイベントでのペースに影響しないと語っている。

 昨年のフィンランド・ラウンドはCovid-19のために開催されなかったが、エヴァンスは2019年のイベントもスタートから1週間前に開催されたラリー・エストニアで激しい着地により背中を痛めたために欠場している。

 しかし、エヴァンスは、フィンランドで行われたプレイベントテストで完全な準備ができたため、2018年以降このイベントで走行していないことによる懸念はないと語った。

「他の皆が毎年(フィンランドに)行っているわけではない」とエヴァンスは語った。「昨シーズンは全員が逃したし、それが問題になるとは思っていない。日曜日には、1990年代以降このイベントで使用されていなかった幅が中ぐらいと狭い道路を使って、良いテストができた」

「テストではすべてが計画通りに進み、やりたいことはすべてやったし、いくつかの変更も行なった。良かったよ」

 エヴァンスは現在、チームメイトのセバスチャン・オジエから44ポイント遅れの2位につけている。彼はフィンランドの森林で行われる最初のステージに向けて準備は万全だと付け加えた。

「スピードはいつも衝撃的だ。イベントの前にどれだけテストをしても、いざステージが始まるととても速い」

「一般的に、フィンランド人は他の皆よりも少し早く慣れてくる傾向があるので、それが鍵となる。上位争いをしたいのであれば、スピードに慣れるのに時間をかけるわけにはいかない」